エキスパート資格者インタビューvol.02

Challenge the Expert
~10年後の新たな未来に向かって~

『重要事項説明書の雛形どおりでは通用しない』

interview02_img01エキスパート資格者
有限会社紀南開発
山田 義富氏

__この度エキスバート資格を取得されましたが、必要と思われた理由やチャレンジして気付いたところなどを教えてください。

山田)十数年前に相続案件で失敗した経験を踏まえ、様々な相談を受ける中で適切なアドバイスが出来るように知識を深めたいと思い、公認不動産コンサルティングマスターにチャレンジしました。民法改正に始まり、宅地建物取引士の責任が重くなっている中で、重要事項説明書の雛形どおりに作成すれば問題がないという時代ではなくなってきています。あらゆるリスクを予測し、買主に伝えることが求められており、知識を更に高めていく為にはテキストを一冊読んでみるだけでも想像以上の見方や考え方が得られます。日常業務に当てはめながら楽しく勉強することで身につき、活かすことが出来ると思います。

『潜在的リスクをどれだけ見抜けるか』

interview02_img02エキスパート資格者
株式会社タナベハウス
木村 勝次氏

__エキスバート資格取得の前後で何か変わりましたか?

木村)宅建マイスターに関していえば、取得前は重要事項説明書に則った調査が中心でしたが、取得後は物件に潜む潜在的リスクを洗い出した上で、買主目線を大切にし、如何に分かりやすく容認事項や特約事項を纏めるかというところに意識を向けるようになりました。

__経営で活かされたこと、今後活かそうとされていることを教えてください。

木村)たくさんの相談案件に携わる中、公認不動産コンサルティングマスターを取得したことで、単に不動産を仲介するという立ち位置ではなく、不動産を有効活用しながら承継していただく為にメリット・デメリット等判断に必要な情報をお伝えし、お客様が数ある選択肢の中から良い選択ができるように「相談窓口として提案できる事」が責務であると、改めて勉強になりました。

『お客様と自分を守るためにも必要不可欠』

interview02_img03株式会社
アクティブマドリード
中川 泰典氏

__公認不動産コンサルティングマスター、宅建マイスターを取得されていかがですか?

中川)我々の業務は不動産を右から左へ売買するだけでなく、総合的に不動産をコンサルティングすることによって、お客様に損害を与えない、利益を得られないことがないようにすることではないかと感じています。重要事項説明書に関しては、以前から疑問を持つところがあり、宅建マイスターを勉強していると、取引に潜む内在するリスクに改めて気づき、ただ単に重要事項説明書の欄を埋めればいいという考えだけでは非常に大きなリスクに晒されていることを痛感しました。そのうえで、お客様と自分を守るという意味でも必要不可欠な資格であると思います。

__エキスパート資格は必要だと思われますか?

中川)宅建業には売買·仲介・賃貸・管理業等、様々な業態がある中で、3つの資格は関連性が強く、相続案件やサブリース業等、幅広く業務を行うにあたり、それぞれに必要な知識が習得できるので役に立つ資格だと思います。

『これからの仲介業務には必要な資格である]

interview02_img03株式会社丸善
松下 誠氏

__エキスバート資格の勉強をされていかがですか?

松下)昨年から宅建マイスターの勉強を始めましたが、資格の有無にかかわらず、これからは仲介業務を行っていく上で必要な資格だと実感しました。
1人で勉強すると持続することがなかなか難しいですが、数人で集まって勉強会をしたことで楽しみながら学べたので今後も続けていきたいと思っています。

__資格取得者には色んなサーピスの提供があるそうですが、どのようなサーピスですか?

interview01_img05

木村)宅建マイスターに認定されると、「宅建マイスターメンバーズクラブ」というメンバー専用WEBサイトを利用できます。お知らせの中には、有用な勉強会、今の時流に合った問題点などが年間を通じてアップされています。「ピクチャーライブラリー」には、写真付きでコメントや注意点が書かれていて、普段見ることのないようなものまで掲載されています。
その他、『厳選相談事例』が、売買編と賃貸編で論点的に書かれているので参考になります。一番役に立っているのが、『特記事項•特約ライブラリー』です。色々な特約事例等が掲載されているので、社内の勉強会や日常業務に大変役立っています。

__エキスバート資格で一番苦労されたことを教えてください。

山田)宅建マイスターでした。問題を予想するのが難しく、何をポイントに勉強すれば良いのか定まらず、出題者の狙いや意図を読み取るのに苦労しましたが、宅建マイスターを勉強したことで日々の重要事項説明において心理的な部分を含めてどう説明するか、売主、買主、仲介業者にとってもトラブル回避という点において大きな意味を学ぶことが出来たと思っています。

__宅建マイスターに合格する秘訣があれば教えてください。

山田)宅建マイスターの講習会に参加したのですが、体験談や失敗談などを交えた講義内容が分かりやすく、不動産流通推進センターのホームページに過去3年の情報が掲載されているのも参考にしました。聞くところによると、今年9月頃にテキストが新発売されるそうなので、きっと合格への道に近づくと思います。是非とも頑張ってください。

__これから勉強を始めようとされてる方に一言お願いします。

松下)まずはテキストを開いてみることから始めてみませんか?きっと日々の仕事に役立つ情報が得られて継続することに繋がると思います。

interview01_img06

エキスパート育成部会では、和歌山宅建ハトマークグループビジョンにおいて、知識のレベルアップ、宅地建物取引士の更なる価値を高めるため、エキスパート資格の推進と支援に取り組んでいます。
今後は会員の皆様がより資格を取得しやすくなるよう、サポート体制の充実を図ってまいります。

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